先だけくっついたさくらんぼ。
2007 / 12 / 17 ( Mon )
00:14:08
シキ君とうまくつながれない。
今のあたしたちは、 枝の先だけがつっくいたさくらんぼだ。 「会いたい。」 時間が来れば自動的に流れるメッセージのように そう言ったあたしにシキ君が今回下した決断はこうだった。 「金曜日から土曜日。 土曜日から日曜日。 それ以外はない。」 ソレ以外ハナイ。 その言葉にひどく傷ついた。 そして、静かに泣いた。 「しょーがねーな。 金曜か土曜までか、 土曜から日曜までのどっちかならいいよ。」 そう言われたら、なんの迷いもなく会いに行けたのに。 「そんなに会いたいってばっかり言われたら、 オレから会いたいって言う時間がなくなっちゃうよ。」 シキ君から、ずいぶん前に言われた言葉。 シキ君の言いたいことを、わかってはいるけれど、 それでも、あたしの会いたい欲求は止まらなかった。 だめと断られても、ごねた。泣いた。懇願した。 まるで末っ子。 どこかで、わがままが通ることがわかっているの。 今だって、すぐにでも、シキ君に会いたい。 もう一週間も会ってない。 夢にだって見ちゃうくらいに、体がシキ君を欲してる。 それでも、あたしは、意を決して、シキ君断ちを決行した。 |
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