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恋の成分は意地っ張りと強がりと天邪鬼でできています2/3
2006 / 10 / 25 ( Wed ) 17:54:34
あたしはこう切り出した

「こんなときですら、シキ君は踏み込まないんだね」

この言葉が、シキ君の何かを動かしたようだった

後から聞くと、
「もう何を言っても恋の気持ちは揺らがないと思った」
らしい

今まで、あたしの目を射抜いていたシキ君が顔をそむける

下を向いて、小さくつぶやく

「それでも、そばにいてほしいそばにいてほしい
そばにいてほしい・・・」

そして、彼は、あたしのひざにそっとくちづけをした

今日会ってから、初めてのあたしたちの身体的接触だった

初めてのあたしたちの精神的接触でもあったかもしれない

「本当は自信がなかったんだ」

と、後から言われた

「恋を幸せにしてやれるのは俺しかない
最初はそう思ってた 
でも、途中から、俺だけがそう思っているだけで、
本当は違うんだと思うようになった」

どうやら、あたしは、自分の気もちだけで突っ走っていて、
彼をずっと置き去りにしていたようだった

特に、最初のほうは
ほかにも付き合っている人がいるシキ君に
はまらないようにしていたし、
いろいろ試すようなこともしていた

途中からは、
愛を知らないシキ君に
暖かい気持ちを知ってもらうことを目標にしていたが、
あたしは結果をあせってばかりいた

友人関係であれば気長に待つことも可能なのに、
シキ君相手だと早く先に進みたくてしかたかなった

その理由は、あたしが彼の役に立つことによって、
彼の恋人であるという立場を護ろうとしていたからだ

そして、自分は価値のある人間だと思い込みたかった

あたしは、自分を納得させるため、
目に見える形で結果がほしかった

あたしは、シキ君へ焦点を当てることで、
自分の問題を見ないようにしていた

けれど、あたしは自分に気づいてしまった

きっかけは、この日の朝に送られてきたシキ君からの
「愛しくて、切ないね」と書かれたメールだった

シキ君は、「あたしの揺らぎ」を
彼と別れるかどうかで揺らいでいると勘違いしていた

でも、実際、あたしは彼と別れるつもりなど毛頭なかった

あたしの揺らぎとは、
「自分は価値のない人間だと間違った思い込みをしている自分を
どう処理するか」であった

それでも、あたしは、自分の内省をシキ君に言うつもりはなかった

あたしが自分をさらけ出してしまったら、
シキ君が癒える障害となる

あたしはホワイトスクリーンであらなければならない

シキ君にとって役に立つ人間でいなければ、彼のそばにいる資格がない

だから、あたしは自分の気づきを胸に秘め、
堂々とシキ君と「これからも関係を続ける話」をするつもりだった


でも、彼の「教えて」に負けてとうとう話してしまった




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